昨日、自然博物館へ行った。 黒石礁にあるのだけれど、星海公園にある電脳市場でソフトを買った帰りにぶらぶらと寄ってみた。 入場料は20元で、『人体の神秘』という催し物がやっていた(こっちは5元)。 中に入ると1楼は陸上動物(カンガルー、きつね、たぬきのはく製)が展示してあった。 驚いたことに北九州のものであった。 なんで北九州のものがココにあるのか?不思議で仕方なかった。 またサメの歯(牙)があった。 歯はかなり大きく直径1.5M〜2Mくらいだったろうか。 また恐竜の骨も展示してあった。これはかなり迫力のあるもので 正直気持ち悪いくらいであった。 この大地にも恐竜はいたのだ。 (まぁ冷静に考えてみれば当たり前ですが何故か新鮮な驚きを感じました) まぁ、それだけ精巧に作られているものであった。 ひとつ面白かったのは BGMに郷ひろみの歌(海外のカバー曲)が流れていたことだった。 曲名を忘れてしまったが、♪♪抱きしめーると、いつも君は〜 (略) プリーズ、カムバック トウ ミー もう二度と 〜 (略) 愛せな〜い〜♪♪という歌。 (う〜ん、どっかで聴いた曲やなぁ〜)と展示物を見ながら聴いてみて (あ、あの歌や!)と判明したときはずっこけてしまった。 およそ歴史ある博物館のBGMとは思えないからだ。 はく製のカンガルーやキツネを見ているときに ♪♪プリーズ、カムバック トウ ミー〜 とやられると調子が狂う。 なんかそのへんの感覚というか日本と中国とで感性が違うような気がした。 しかし建物は重厚そのもので、歴史を感じさせてくれる博物館なのである。 2楼は巨大なシロナガスクジラの骨と模型があった。 これはとても大きく20Mくらいあっただろうか。 子供の頃は、こういうものを見てもそう思わなかったが 今回に限っては正直気持ち悪かった。 人が少なかったのも関係したと思う。私を含めて4、5人くらいであった。 しかしながら一番気味の悪いものは人体の神秘であった。 60歳くらいの男性であろうか、全身ホルマリン漬けで横に寝かせてあった。 私は生まれて今迄、生々しい死体を間近で見たのは じいちゃん、ばあちゃん、母くらいであったが このホルマリンのじいさんには驚いた。 体のところどころが切り取られ、骨や中身が見れるのである。 また頭は完全にまっぷたつに分かれ、脳味噌丸見えてあった。 人造人間キカイダーの頭部のように縦に断面図のように展示してあった。 (あぁ〜脳みそはこうなってるんやね)と一目瞭然であった。 顔面はもちろん真っ白であるが、目がつぶってあるので まだ見れるのだけれど、気持ち悪かった。 模型でなく、人間そのものなので 気持ち悪さは倍増した。 また体のありとあらゆる部位が展示してあった。 両性具有(というか異常発達した)の性器を見たときは驚いた。 話には聞いていたが実物を目の前で見るのは初めてだった。 くり抜いた性器のホルマリン漬けはしなびて干からびているようで 気持ち悪かった。 また無脳児(頭部が陥没している)のホルマリン漬けや 頭がひとつで身体が二人分の赤ちゃんなどあり すごい衝撃を受けた。 また胎内〜ヶ月状態の胎児がホルマリン漬けで4、5体あったように思う。 TVや本などではなく、目の前に実物があり こういった人間が生まれてしまうといった現実を こう見せられると (普通に生まれてよかった)と素直に思った。 しかし こういったものは日本でも医学生なら見て勉強するのだろうけど 一般公開はなかなかないように思う。 この自然博物館にお国柄の違いを感じた。 話は変わるが いまTVで改革解放20年を記念した番組を放送しているが まざまざと20年前の様子を見ると かなり生活環境が西洋化されているように思う。 いい悪いは別にして。 しかしながら、これだけの人口をかかえた国が これからどうなるのか誰にもわからない。 海に面した港のある都市はこれからも発達するだろうし 内陸部は依然停滞したままのような状態が続くのだろう。 正直、都市部(大連)でも かなりの人の生活はきびしいように思う。 まして内陸部の農村といった田舎では?という気持ちが強い。 |
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