大連の食生活


1998/10/06(火)




 七時半起床。
こちらへ来て一ヶ月が過ぎた。
おおかたの生活には慣れてきたものの食生活がたいへんだ。
こちらへ来て思ったが、食うことは生活する上でとても大事なことであると痛感した。
味付けがまったく違う。
美味しいとか美味しくないとかを論ずる以前の問題だ。
今では仕方がないので我慢して腹に入れている状態だ。
(これは食える!)と思ったものは値段が高く、一般の人が食しているものは中国の味だ。

また日本と比較してもあまり意味がないが
流通が流通していない(機能していない)。

こんなでかい国では、流通も細かに機能しないのだろう。
日付の古い食料品が山積みされている。
新鮮さに欠けるというか
当初、「これ食って大丈夫かな?」と思ったりした。
最近は日付などよく見て買っているが、それでも数は多くない。

日本にいるとき、(TVで)アフリカで働く日本人とか
南米で働く日本人を見たりしたが、よくよく考えてみると
彼等(彼女等)はとても偉いと思う。

中国は米があるが彼の国ではどうだろうか。
奥地や人里離れた所などでの生活は大変なことだと思う。

満たされない食生活を続けると気が滅入ってしまう。
おのずと行動範囲が狭くなってしまう。
あり余るお金があって留学生活をするなら、いざしらず
そうでない私の場合、とてもきつい。
しかしながら逆の場合を考えてみると
中国人の(日本での)留学生活もたいへんなものだと思う。
とりわけ(比較して)物価が高いわけで
なおさらだと思う。
どちらにしろ、これが解決すれば、
現状にある程度納得できれば、うまくいくのだろうと強く思う。

せっかく自分に与えた貴重な時間を有効に活用したいものだと思う。
fucking 中国食生活、くたばれ〜。



後日談:

誤解されてしまうと困るのですが、日本と同じ感覚で生活すれば
上記のような経験はあまり遭遇しないと思います。
ある程度のお金をだせば、美味しいものはたくさんあります。
あくまで一般の中国人学生と同じような金銭感覚で生活した場合に発生する可能性があると思います。
ただ異国で生活する機会というのは、そうそうあるものでもなく
できればその国の一般生活にふれる生活を試しにやってみるのは
色々と発見すること(「どうしてこんなものを食ってるんだろうか?」とか)が多く、
かえって何かと勉強になること、勉強させられることが多いと思います。
あくまでも私の意見ですが・・・。

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